今号の表紙「第13代 鹿児島大学長 佐野 輝」

コロナ禍を含む6年間の在任期間中、「グローカル教育拠点」を目指して教育研究環境の 充実を図り、人件費を中心とした財政・組織改革もスピード感を持って進め、本学の発展に 尽力しました。今号では佐野輝学長の退任記念特集を掲載しています。


はらぐちあつこ(イラストレーター)

鹿児島大学法文学部法政策学科卒。電力会社勤務を経て、桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン科修了。東京のデザインコンサルティング会社でVI・CIデザイン制作業務の他、歴史絵本制作にも携わる。2015年より峰岸達氏に師事。2020年より福岡市に移住し、フリーランスのイラストレーターとして活動中。

第13代 鹿児島大学長 佐野 輝
第13代 鹿児島大学長 佐野 輝
佐野輝学長退任記念特集

「グローカル教育研究拠点」を目指し、
駆け抜けた6年間の取り組み

〜コロナ禍を乗り越えた佐野輝学長体制の鹿大を振り返る〜

佐野 輝 学長プロフィール

昭和56年3月
神戸大学医学部医学科卒業
昭和60年3月
愛媛大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士号取得)
平成14年9月
鹿児島大学医学部教授
平成25年4月
鹿児島大学医学部長(~平成29年3月)
平成29年4月
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科長(~平成31年3月)
平成31年4月
国立大学法人鹿児島大学長(~現在)

平成31年4月から鹿児島大学長として6年間尽力してきた佐野輝学長が、令和7年3月31日をもって退任します。

今号の特集では、佐野学長が取り組んできた教育研究の強化策や経営改革。さらにコロナ禍での対応など、佐野学長のコメントをもとに、鹿児島大学の6年間を振り返ります。

グローカル教育研究拠点としての
鹿児島大学の存在感を高める

就任時の所信表明
(グローカル教育研究拠点を目指す取り組み)
(1)南九州・南西諸島を中心とした地域が抱える課題に対処します。
強み・特色を生かした教育研究の強化策
(2)大学院を含めた入試・教育制度改革で国際的に活躍できる人材を 育成します。
学生の国際化、教育体制の国際標準化を目指します
(3)学内資源を生かし国際レベルの研究を推進します。
基礎研究・応用研究を支援し、イノベーション創出します
(4)大学運営の最終責任を負い、課せられた責務を果たします。
財務基盤の強化を図り、経営を含めた大学改革・ガバナンス改革を行い、継続性のある大学の発展を目指します

鹿児島大学長の任期中に取り組んだ改革にはどのようなものがありますか?

就任時の所信表明で、私は4つの目標を掲げました。それは、「地域課題への対処」「国際的に活躍できる人材の育成」「国際レベルの研究の推進」「経営を含めた大学改革」です。就任初年度、南北600キロメートルに広がる鹿児島大学キャンパスのほぼ全ての附属施設を視察し、鹿児島大学の強みや課題を実感しました。中には「学長が来られたのは初めてです」と言われた施設もありましたが、「百聞は一見に如かず」です。

地域課題への対処とは具体的にどのようなことですか?

南九州畜産獣医学拠点
世界水準の獣医学教育を目指す「南九州畜産獣医学拠点」。曽於市の新たな産業や雇用の創出、交流人口の増加など、地域活性化への貢献も期待されている

まず、地域貢献に資する本学の研究シーズを掘り起こし、機能強化を図らなければならないと考え、「オープン実証ラボ・実証フィールド」を学内のほか、徳之島、沖永良部島、甑島、与論島の計9カ所に設置しました。そこでの研究成果を地域社会に公開し地域に還元するとともに、新たな潜在地域課題の発掘を進めています。廃校となっていた旧財部高校跡地を活用して「南九州畜産獣医学拠点(SKLV)」を整備するなど、地域自治体との連携に力を入れてきました。SKLVにおいては、昨年4月の開設以来、10カ月で1万7000人と曽於市人口の半分を超える来場者に恵まれ、地域創生の見本となる発展をもたらしています。

SDGs達成に向けた取り組みも加速してきました

高隈演習林
垂水市面積の4分の1を占め、教育実習や研究活動に利用されている高隈演習林。国内の大学演習林としては4例目となるSGEC森林認証を取得した

本学ではSDGsの理念と達成に向けた取り組みを広く発信するための推進本部を令和3年に設置しました。これまで、9学部9大学院研究科を擁する総合大学として、教職員のみならず、学生や関係者一丸となった「オール鹿大」で持続可能な社会の実現を目指しています。例えば、農学部附属高隈演習林では森林が持続可能に管理されていることが評価され、令和4年、SGEC森林認証を取得することができました。今後も、海と火山と島々からなる豊かな自然環境や農・畜産・水産業を守り続けてきた本学のポテンシャルをさらに発展させることでSDGs達成に貢献していくことになると思います。

これからの人材育成にはどのような視点が必要なのでしょうか

社会情勢の急激な変化や地球規模での環境変動など、将来の予測が困難な時代ですが、大学が求められているのは、既成概念に捉われない先鋭的視点で問題解決できる人材育成です。そのためにも地域と世界を結ぶグローカルな視野と、多様な文化を理解し尊重する精神を育む教育が必要となってきます。


国際レベルのイノベーションを
創出しなければならない

鹿児島大学の研究力を上げるための取り組みとは?

日経キャリアマガジン特別編集価値ある大学就職力ランキング 2023-2024
2023年6月7日発売「日経キャリアマガジン特別編集価値ある大学就職力ランキング 2023-2024」掲載

鹿児島大学は2019年版「THE世界大学ランキング」で1000位外へ陥落してしまいました。このままでは本学のグローバル化の障壁になりかねないと危機感を覚えたので、各分野の研究の充実を図るために財政面での改革を進め、稲盛和夫基金なども活用することにしたのです。経営改革の項で後ほど詳細を話させていただきますが、若手研究者や、競争的資金獲得の難しい基礎研究、人文社会学分野などへの支援事業を実施することができました。令和4年には、研究者情報管理システムの機能を追加し、「南九州・南西諸島域イノベーションセンター」を始動しています。これによって基礎研究から社会実装までのシームレスな連携や、総合大学の強みを生かした異分野融合型研究の支援体制も構築できました。

昨年、日経HRと日本経済新聞が公表した企業の人事担当者から見た「大学イメージ調査」によると、本学は「大学の取り組み」ランキングで全国1位、「採用を増やしたい大学」では全国2位という評価をいただいています。今後も、部局・分野を超えて国際レベルのイノベーションを創出できる基礎研究・応用研究を推し進め、魅力ある大学として存在感を発揮していただきたいと思います。

地域特性を生かした教育研究とはどういったものですか?

鹿児島には、南北600キロメートルという広範囲にわたる豊かな自然環境や、我が国の近代化を支えた多くの人材を育んできた教育的精神的伝統などを踏まえた独自の研究seedsがあります。先に挙げた「南九州畜産獣医学拠点事業」も、畜産の盛んな鹿児島県ならではの取り組みです。

そのほか、鹿児島県を中心とした地域航空を永続的・安定的に支えるための「地域密着パイロット人財創出プログラム」、離島へき地を含む地域医療に関わる人的資源の質と量を高めることを目的とした「地域医療・離島医療人材育成」、鹿児島・南九州の地域活性化の重要な戦力となる人材を育成する「地域人材育成プラットフォーム」、鹿児島の近代化に関する研究を促進する「『鹿児島の近現代』教育研究拠点事業」、本学附属図書館所蔵の貴重書である玉里文庫の保存事業の充実を目的とした「かぎん『玉里文庫』貴重書保存事業」などがあります。

地域密着パイロット人財創出プログラム

日本航空株式会社(JAL)、日本エアコミューター株式会社(JAC)、本学の3者による連携協力協定に基づくプログラム。鹿児島県を中心とした地域航空を永続的・安定的に支えていくため、パイロットを目指す人財の裾野の拡大・発掘・育成を目的としている。

地域密着パイロット人財創出プログラム
地域医療・離島医療人材育成

鹿児島県と共働した医師修学資金貸与制度を有機的に機能させ、離島へき地を含む地域医療で実働できる医師127名と医学生103名を新たに排出。九州の国立大学で最も早く「看護師特定行為研修機関」にも認定され、離島へき地で安全安心な医療を提供できる人材を育成。

地域医療・離島医療人材育成
「鹿児島の近現代」教育研究拠点整備事業

近現代の歴史研究を要とする「『鹿児島の近現代』教育研究基盤整備事業」と、そこから得られたヒントを地域社会に活かす「地域マネジメント教育研究推進事業」の2つの柱から成る。シンポジウムなど研究成果の発表や、出前授業などを通じた郷土教育などにも力を入れている。

「鹿児島の近現代」教育研究拠点整備事業
かぎん「玉里文庫」貴重書保存事業

島津久光の直筆本、和漢書の写本類、薩摩藩関係史誌、幕末洋学関係翻訳書の写本など、本学が所蔵する玉里島津家蔵書の保存事業。かぎん「玉里文庫」貴重書保存事業基金の支援をいただき、デジタル画像化事業および画像の活用事業に取り組んでいる。

かぎん「玉里文庫」貴重書保存事業

財政破綻状態からの経営改革

就任時には人件費が4億円不足していたとのことですが

平成27年度から本学にも年俸制が導入されましたが、外部資金を多く取れる教員の給与増額が相次ぎ、財政悪化を招く原因となっていました。そこには若手研究者のポスト待ちが長期化するという問題も生じます。とうとう平成31年度予算では人件費が4億円不足する事態となり、教育研究基盤経費を人件費に充てざるを得ない状況になりました。

人件費率の突出した本学の財政体質を改善するために経営改革ワーキンググループを設置し、それとともに取り掛かったのが組織全体でのIR(Institutional Research)活用とデータ収集についての意識改革です。IR体制整備の一環として教育研究業務データベースを改善し、これを研究seedsの発掘に活用させました。令和2年にはクロスアポイント制度によりIR担当の特任教授を、令和3年には学長補佐を配置し、教職員向けのセミナーを年1回開催しています。令和2年からは、国立大学法人ガバナンスコードに則った運営がなされているか新監事のもと業務監査を進め、効率的な運営と適切な業務遂行を図っています。

政府・文部科学省は、大学の経営力を強化する手法として、若手研究者の活躍を促進し、大学の「イノベーション拠点化」を進めることを推奨しています。そのためには、業績評価や処遇への反映、エフォート管理の設定、若手やシニア教員のメリハリある処遇など多様なキャリアパスを踏まえた人事給与マネジメントに係る基本原則を設定しなければなりません。

本学でも、研究力向上のための実行策を着々と進めてきました。例えば、令和元年から開始された「若手研究者支援事業」は、グローバルな視野を持って活躍できる若手研究者を育成する支援事業です。そのほかにも、将来有望な女性研究者・若手研究者の研究力向上を目的とした称号付与制度や、基礎研究に専念できる環境を若手研究者に提供する支援プログラム、研究力の特に優れた教員の昇任制度など、意欲と能力のある研究者が活躍できる体制づくりを行っています。

組織整備概算要求が認められたことも改革の弾みになったのでは?

この数年間、毎年組織整備の概算要求を認めていただき、多くの教員人件費をご支援いただいております。その結果、「南九州畜産獣医学拠点」「先進的生命科学研究推進センター」「農学部改組」「オープンサイエンス推進事業」などの事業に取り組むことができ、大きな戦力アップにつながりました。

そのほか、「地域中核・特色ある研究大学」の連携による産学官連携・共同研究施設整備事業(令和4年度交付額4・3億円)や、内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」に採択され(令和5年度・令和6年度に各1億円、総額2億円)、さらなる事業費継続にアワード審査を申請中です。

その後も、大学・高専機能強化支援事業「高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援」の支援2大学一般として10年間で7億6000万円、さらに、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の連携大学として、5年間で6億7500万円の予算配分を得ることができました。

政府・文部科学省の考える経営改革 大学のイノベーション創出力の飛躍的強化を促す改革の連鎖

地域医療の中核的拠点としての
鹿児島大学病院

コロナ禍の大学運営においてどのような対応を行ったのですか?

佐野 輝 学長

就任2年目に新型コロナウイルス対応が始まり、そこから3年間、未曾有の国難・非常事態の中で医学的観点も含めた舵取りを強いられました。大学運営は待ったなしの状況下、本学独自の学生支援としては、令和2年5月、緊急事態宣言の影響で困窮する学生1294名に学生緊急支援金約6710万円を、9月には387名に約2010万円を給付しています。

大学病院で生じていた医療資材不足やワクチン未達などの問題については鹿児島県に迅速な医療用品の提供を依頼しました。さらに、ワクチンの接種体制を速やかに整え、九州地区の国立大学で最も早く新型コロナウイルスワクチン職域接種を開始することができました。また、一般患者数の減少に直面しながらも、重症コロナ患者の受け入れと通常診療の両立を図り、経営改善に取り組んできました。

大学病院の外来診療棟・病棟(A棟)が昨年9月に開院したことで、病院体制はどう変わったのでしょうか?

鹿児島大学病院では、「21世紀に輝くヒューマントータルケア病院」を目指し、平成17年度から病院再開発計画に着手してきた
鹿児島大学病院では、「21世紀に輝くヒューマントータルケア病院」を目指し、平成17年度から病院再開発計画に着手してきた

外来診療棟・病棟(A棟)は大学病院敷地内のほぼ中央に位置しているので、手術部のある中央診療棟や救急集中治療棟、病棟(B棟・C棟)との連携がとりやすく、効率のよい治療が可能になりました。特色としては、歯の治療を含めた全身の治療が同じ建物内で行える機能的な外来、救命救急センターやICU(集中治療室)といった重症ユニットの充実、がん診療連携拠点病院としての機能強化、低侵襲治療の推進などが挙げられます。地域医療の中核的拠点としての役割を担う大学病院の再整備計画は今後も続き、地域と時代のニーズに応じた医療の発展が期待されています。

鹿児島大学のプレゼンスを高めるために実施した活動にはどのようなものがありますか?

一般社団法人国立大学協会理事および九州支部会副支部長を令和2年度から4年度まで務め、その間、2ヶ月に一度の東京での会議などを通じて、国立大学が抱える諸課題について国の方針策定に直接携わってきました。令和5年11月末には、国公立大学振興議員連盟を代表し、自民党・公明党の衆参両議院議員や文部科学省高等教育局長・研究振興局長などを前に、鹿児島大学の地域の中核としての取り組みを広報するとともに、「医師の働き方改革」に伴う大学病院の窮状と、それに対する財政的補助の必要性を訴えました。さらに、厚生労働省関連の課題については元厚生労働大臣への直接の陳情も実施しています。

これらの活動の成果として、文部科学省予算において、令和5年度補正予算で高度医療人材養成事業として140億円、令和6年度予算では高度医療人材養成拠点形成事業として21億円が計上されました。令和6年7月には、国立大学の財政状況悪化への対策として、国大協会長とともに自民党総務会長への陳情を行うなど、国政レベルから自治体首長まで幅広い政治家への働きかけを展開してきました。

そのほか、教育・研究委員会の副委員長として、国立大学法人における教育・研究に関わる諸問題について議員連盟や政府審議会へ意見を具申し、また、大学の強みや特色を伸ばす取り組みの強化に向けた検討ワーキンググループの一員として、「総合振興パッケージ」に対する国大協の意見を取りまとめ、政府の方針策定に貢献するなど、本学のみならず日本の高等教育改善の方向性を考え、活動してまいりました。やり残した仕事も多々あることはよく自覚していますが、次期執行部がさらにすばらしい飛躍へと導いてくださると信じています。

佐野輝学長と鹿児島大学の6年間のあゆみ

令和元年
11月
稲盛和夫名誉博士の寄附による「稲盛記念館」竣工
12月
創立70周年記念式典開催
令和2年
10月
JALグループと「地域密着型パイロット人財創出プログラムの実施に伴う連携協力に関する協定」を締結
JALグループと「地域密着型パイロット人財創出プログラムの実施に伴う連携協力に関する協定」を締結
~コロナ関係~

鹿児島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議に出席し、医療用品の迅速な提供依頼等の要望書を知事に提出

[政府等からのコロナ禍の影響に対する学生支援]学生支援緊急給付金事業。第1次~第3次を合わせ総計1,739名の鹿大学生に対し2億780万円の支援を得た

[鹿児島大学独自のコロナ禍の影響に対する学生支援]鹿児島大学学生緊急支援金。「鹿児島大学稲盛和夫基金」を原資として、1,294名に総額約6,710万円、9月には387名に総額約2,010万円の支援金を給付

令和3年
3月
日本航空株式会社、日本エアコミューター株式会社と包括連携に関する協定を締結
6月
SDGs推進本部を設置
6月
郡元キャンパスで新型コロナウイルス職域接種を開始。学生・教職員および構内で勤務する全ての構成員を接種対象とし、鹿児島大学病院の医療従事者(医歯、歯科医師、看護師)らが接種を担った
令和4年
4月
先端科学研究推進センターの設置(研究支援センターと医用ミニブタ・先端医療開発研究センターを改組)
4月
農学部附属高隈演習林がSGEC森林認証(国際相互認証)を取得
4月
「南九州・南西諸島域イノベーションセンター」を設置。地域中核拠点としてのイノベーション創出環境の強化を図った
10月
法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターを設立
12月
稲盛和夫鹿児島大学名誉博士のお別れの会を挙行
稲盛和夫鹿児島大学名誉博士のお別れの会を挙行
令和5年
6月
日本経済新聞と日経HRによる企業の人事担当者から見た大学イメージ調査の「就職力ランキング」で鹿児島大学が九州・沖縄地区2位、「大学の取り組みランキング」で全国1位を獲得
9月
共同獣医学部附属南九州畜産獣医学教育研究センターを設置
12月
SDGsシンボルマーク・キャッチフレーズを決定
SDGsシンボルマーク・キャッチフレーズを決定
令和6年
2月
鹿児島大学と九州電力株式会社、サーキュラーパーク九州株式会社および薩摩川内市の4者で、薩摩川内市を中心に行う循環経済と脱炭素化の推進による持続可能な社会の構築を目指す事業(サーキュラーエコノミー実証事業)の実施に関して協定を締結
4月
旧県立財部高等学校の跡地、およそ4万2000平方の敷地を利用した「南九州畜産獣医学拠点(通称SKLV=スクラブ)」がオープン
総合教育機構教師教育開発センター設置
9月
鹿児島大学病院外来診療棟・病棟(A棟)が開院
12月
佐野学長以下鹿児島大学一行が、中国・北京市の清華大学にて行われた協定締結式に臨み、清華大学との大学間学術交流協定を締結
学びの部屋
「現代社会を考える」/共通教育センター  教養教育・人文社会科学分野 城戸 秀之 教授

「現代社会を考える」/共通教育センター
教養教育・人文社会科学分野 城戸 秀之 教授

自由な視点で社会を捉える

戦後以降の現代日本社会の変化をさまざまな事象から理解し、社会的な視野や判断力、探究能力を養い、その変化について自分の言葉で表現できる力を身につけることを目指す「現代社会を考える」。全15回の授業の前半で日本社会の変化の流れをつかみ、後半はその時代の「若者」にフォーカスしながら変化の諸相を象っていく。第14回の授業「『やさしさ』の現代史」に潜入した。

対人関係に関する戦略の
時代的変化を探っていく

「社会学というのは、自分が生きている社会を自分を通して考えることです。そして現代社会を考えるときには、戦後からの一貫した流れを追っていかなければなりません」と城戸秀之先生。15回にわたる講義の終盤となる今回の授業では、戦後日本の社会が伝統的生活様式から都市型の生活へと変化していく中、「人と人はどうつきあっているのか」という対人関係の価値観と戦略の変化を「やさしさ」というキーワードから探っていく。

1970年代、産業の発展と経済成長を維持するために青年の社会的役割は、生産の面では産業予備軍として、また、消費の面では消費専従集団として専門化・画一化されていった。社会学者である栗原彬氏によると、このような社会では、学歴や業績が青年の評価基準となり、アイデンティティ形成に必要なロールモデルとしての「他者」が不在となるため、当時の若者の自我形成に大きな矛盾が生じたという。そうした状況下でも、産業社会の社会的役割を引き受けつつ批判的態度をとることができ、自分たちの弱さを受け入れる、あるいは産業社会から排除された他者に共感することで「やさしさ」は能動的連帯の戦略となる。

傷を癒すやさしさから
予防的なやさしさへ

70年代、学生運動の敗北を経て感情的一体感を生み出した若者たちにとっての「やさしさ」が、互いに癒し合うためのものであったのに対し、90年代の「やさしさ」は、互いに立ち入らないことで傷つくことを予防する受動的協調である。こう指摘する精神科医である大平健氏は、滑らかな人間関係を結ぶための戦略として位置付けられた葛藤回避の「やさしさ」は、例えば、「高齢者は年寄り扱いされたくない(であろう)」という決めつけの配慮から、電車内で席を譲らないという行動として具現化すると述べる。また、当時流行したポケベルについて、相手に通話の意思を伝えるが、実際に話すかどうかは相手に委ねることができるため葛藤回避に適したツールであったという側面を紹介する。

「見知らぬ他者」との表面的な関係構築の手段であった90年代の「やさしさ」だが、「集団適応」を目指しているという点で70年代の「やさしさ」と共通性を有しており、城戸先生は「見知らぬ他者」とも日常的関係を結ぶ必要があるという90年代の社会特性がここに現れていると指摘する。

社会的前提を喪失した
現代の「生きにくさ」とは

城戸 秀之 教授

城戸 秀之(きど・ひでゆき)
教授

鹿児島大学法文学部 教授
[学位]修士(文学)九州大学、1986年
[所属学会]日本社会学会、西日本社会学会、日本社会分析学会
[専門分野]現代社会論、社会学理論

90年代まで互いに心地よい関係をつくることを目指していた葛藤回避的「やさしさ」は、2000年以降になると、他者への配慮を強制する自己防衛の手段へと変化し、城戸先生はこれを社会学者・森真一氏の「きびしいやさしさ」という概念で説明していく。例えば、バスの車内で携帯電話の通話を注意された若者が、逆ギレして暴力をふるうことについて、彼らは自身の体面を傷つけた「やさしくない相手」への報復として正当化する。この、やさしさを強制するという価値観は一般的他者(社会)ではなく自己を基点としたルールであるため、現代の対人関係においては社会的前提を共有しない個々人が直接対峙して状況適応していくことになる。

「自分とは何かが不確かで、相手のこともわからないままコミュニケーションをとらなければならないところに現代社会の息苦しさがあるのかもしれません」と城戸先生。人と人との関わり方が機能的にならざるを得ない中、SNSの普及によって常につながり続ける社会となり、その状況がさらに若者を疲弊させている。並列する「個人」の集合である現代社会で、私たちはいかにして「自己」と「他者」を発見していくのか、授業を通して学生たちは考えていく。

Research & Contribution 鹿大の研究

腸内の寄生虫感染において免疫抑制効果を持つ特殊な好酸球を発見
好酸球の機能を解明し、食物アレルギーの新しい治療法開発を目指す

研究室の様子

笠松 純 講師
医歯学総合研究科 免疫学分野

一般的な免疫細胞とは
逆の役割を担う好酸球

AHRと呼ばれる環境センサー分子を介して分化し、寄生虫感染において免疫抑制効果を発揮する。
AHRと呼ばれる環境センサー分子を介して分化し、寄生虫感染において免疫抑制効果を発揮する。

私たちの体を寄生虫や細菌から守ってくれる免疫細胞の一種である好酸球ですが、アレルギー疾患においては過剰な免疫によって炎症を引き起こす「悪い細胞」として知られています。しかし今回の研究によって、マウスの小腸に存在している特殊な好酸球に、この認識を覆す働きがあることが判明しました。

腸管は体の中にありますが、その内側は外界から進入する多数の細菌やウイルスなどの異物にさらされています。免疫系がこの異物を排除しようとすると、腸内では常に炎症が起こってしまいます。これを防ぐためには、腸内での過剰な免疫反応を抑えなければなりません。実際、T細胞やマクロファージなどの細胞にこういった免疫抑制の働きあります。そして私たちが発見した好酸球もまた、小腸において本来の働きとは逆であるはずの免疫抑制の役割を担っているのです。

この研究はアメリカ留学時に始めたものです。当時、腸内の好酸球には一般的な好酸球とは違う働きがあるのではないかと言われ始めていた時期で、この発見は免疫システムの「アクセル」と「ブレーキ」のバランスを解明する上で重要な一歩となりました。

アレルギー疾患の
新たな治療法開発へ

日本では子どもたちの食物アレルギー患者が多く、QOL(生活の質)に大きな影響を与えていますが、免疫抑制型好酸球は、さまざまなアレルギー疾患の治療法開発につなが可能性を秘めています。食物アレルギーとは免疫のアクセルが強くまれている状態なので、免疫のブレーキをかけることができればバランスを元に戻すことが可能です。現在、この好酸球の食物アレルギーに対す機能を明らかにし、コントロールするというビジョンを描いた研究をスタートさせています。

また、消化管の細菌感染症や難病といわれる炎症性腸疾患、さらには炎症によって引き起こされるがんなどの疾患についても免疫システムをコントロールすることで治療できる可能性は十分にあります。そういった臨床応用も今後考えていきたいと思っています。腸内の好酸球についての研究者は世界でもまだ多くはなく、私たちも一つ一つの実験データをどう解釈すべきか手探りで判断しながら進めているところです。

フロンティア精神で
新たな発見に向き合う

研究をしていると、自分の想像を超える結果が出ることがあります。もちろん多くの場合、思い通りのデータがすぐに出るわけではありません。ただ、5年に1回、あるいは10年に1回、全く想像していなかった新しい発見に出会う瞬間があり、そのときの興奮が長い研究生活を支えるモチベーションにもなっています。今回の発見も、そんな予期せぬ出会いの一つでした。

これはどの研究でもそうかもしれませんが、新たな発見があったとき、その発見にどんな意味があるのかを解明していくことが大切であり、面白いところでもあります。今私たちが進めている研究も、まだたくさんの未知の領域があります。先を見通せるような道が敷かれているわけではないので、道なき道を行くような感覚でデータと対峙し、試行錯誤を重ねるしかありません。

鹿児島大学は学内研究室や他大学とのコラボレーションの垣根が低く、インタラクティブな環境で研究できることが大きな魅力だと感じています。毎年開催される桜ヶ丘研究会では基礎系や臨床系の研究者が一堂に会し、新たな共同研究のきっかけにもなっています。

鹿児島大学免疫学分野では多彩なプロジェクトが進行しています。大学院生や実験補助員を募集中。詳しくは下記のリンクから研究室のサイトへ。

研究のポイント
  1. 腸管に存在する好酸球の分化や機能に関する研究を行う中で、芳香族炭化水素受容体(AHR)と呼ばれる環境センサー分子を介して分化し、寄生虫感染において免疫抑制効果を持つ特殊な好酸球を発見。
  2. 免疫抑制効果を持つ特殊な好酸球の機能と役割を明らかにし、食物アレルギーや難治性炎症性疾患の治療法への応用を目指す。
  3. 私たちの腸管好酸球研究を患者さんへ還元できる臨床研究へ発展させる。
加治屋 勝子(かじや・かつこ)研究教授

笠松 純(かさまつ・じゅん)講師

北海道大学博士(医学)2009年3月、山形大学修士(理工学)2005年3月、2015年~2018年ワシントン大学セントルイス病理・免疫部門(MarcoColonna研究室)博士研究員、2018年~2022年東北大学医学系研究科感染制御インテリジェンスネットワーク寄附講座講師、2022年~鹿児島大学大学院医歯学総合研究科免疫学分野講師
■所属学会等:日本生体防御学会、日本免疫学会、日本サイトカイン学会、日本比較免疫学会
■研究分野:○免疫学

共同研究者メッセージ

愛知医科大学 医学部 生理学講座 山村 彩(やまむら・あや)講師

鹿児島大学医歯学総合研究科免疫学分野
原 博満(はら・ひろみつ)教授

好酸球は白血球の一種であり、これまでの研究で、寄生虫の殺傷やアレルギー疾患の増悪に関わることが知られていました。笠松先生は、腸の免疫組織の中に、免疫系の働きを抑制する特殊な好酸球集団が存在することを発見し、さらにこの好酸球の数が食物や環境物質に含まれるある種の物質によって変化することを突き止めました。近年、腸の免疫恒常性の悪化が全身のさまざまな疾患の発症と関連することが次々に明らかになっています。この好酸球集団の研究が進むことで、新しい概念での腸の免疫環境の理解と、その知見を応用した疾患の治療・予防法の開発につながるのではないかと期待しています。

Research & Contribution 鹿大の研究

アフリカチビネズミを用いた動物のサイズ調節機構の解明
〜生命化学の発展に貢献し、畜産動物の育種改良や医療への応用を目指す〜

研究室の様子

松屋 純人 助教
共同獣医学部 基礎獣医学講座

アフリカチビネズミは
なぜそんなに小さいのか

アフリカチビネズミの研究を糸口に、さまざまな哺乳動物に共通するサイズ調節メカニズムの解明を目指す。
アフリカチビネズミの研究を糸口に、さまざまな哺乳動物に共通するサイズ調節メカニズムの解明を目指す。

世界最小の哺乳動物の一種として知られるアフリカチビネズミ(学名:Mus minutoides)は、500円玉に乗るほど小さいネズミです。実験動物であるマウス(学名:Mus musculus)と比較すると体長で3分の1から4分の1、体重に至っては100分の1ほどしかありません。同じMus属に分類され、進化的に近縁な種であるにもかかわらず、なぜこれほどサイズが異なるのかという疑問が、この研究の出発点でした。

通常、体の大きさが異なる生物種間では、寿命や妊娠期間などの数値も異なってくるのが一般的です。しかし、アフリカチビネズミはマウスと同じく寿命は約2年、妊娠期間は20日前後と、生物学的な特性はほとんど変わりません。そこで、アフリカチビネズミとマウスを比較研究することで、体の大きさを制御すメカニズムを解明できるのではないかと考えました。

アフリカチビネズミの体の大きさを決定する因子として最初に注目したのは成長ホルモンの遺伝子です。もちろん、食べ物や生育環境なども体の大きさに影響しますが、最終的にはそれらの要因も遺伝子に収束していくと考えられます。

サイズ調節に影響する
領域の解析を進める

アフリカチビネズミとマウスの成長ホルモンのDNA配列を比較してみると、若干の違いはあるものの、これだけの体格差を説明するほどの大きな差異は見られません。それに対し、成長ホルモン受容体を解析したところ、約650個のアミノ酸で構成される受容体のうち50個近くのアミノ酸が異なっているという興味深い結果が確認されました。もとより、成長ホルモン受容体の異常による体の小型化はさまざまな動物種で指摘されています。

この研究結果が手がかりとなり、アフリカチビネズミの小さな体格に影響するポイントを絞ることができたことから、いくつかの仮説が立てられました。現在は、コンピュータ解析や遺伝子発現解析を行っていますが、次の段階として、具体的なキーファクターを特定するための実験を展開していく予定です。アミノ酸配列をアフリカチビネズミ型に変化させた遺伝子組み換えマウスを用いることで、体格の大きさを調整すメカニズムの核心に迫れるのではないかと期待しています。

小さな積み重ねが
次の発見を生み出す

世界で初めてアフリカチビネズミのiPS細胞の樹立に成功し、三胚葉への分化能およびキメラ動物の発生への寄与を証明。
世界で初めてアフリカチビネズミのiPS細胞の樹立に成功し、三胚葉への分化能およびキメラ動物の発生への寄与を証明。

この研究をさらに発展させていけば、例えば動物の成長を制御し、食肉生産量を増やすことが理論上は可能です。また、成長ホルモン受容体の異常ががん細胞の増殖に関与していることが報告されており、がん治療への応用も期待できます。しかし、現状では少し飛躍的な話になるため、それ以前に、動物の基礎生物学を明らかにする科学的な知見の蓄積が重要だと考えています。今すぐ実用化には結びつかなくても、将来、誰かがこの研究成果を活用して新しい発見や応用法を見出すかもしれません。研究者として、小さな積み重ねの一助となることを目指しています。

この研究の過程で、アフリカチビネズミのiPS細胞の樹立に成功しました。日本ではアフリカチビネズミの入手が困難ですが、iPS細胞を培養することで、さまざまな組織細胞の研究が可能になります。樹立までの試行錯誤のでは、iPS細胞のコロニーの形成に成功したときや、心臓の細胞に分化した細胞が拍動し始めたときの様子が特に面白く、印象に残っています。こういった場面の一つ一つが、研究を続ける中での醍醐味ではないでしょうか。

研究のポイント
  1. アフリカチビネズミの矮小性の原因を遺伝子レベルで探る。
  2. アフリカチビネズミiPS細胞の樹立によって、解析手法の拡充を図る。
  3. 基礎生物学の発展だけでなく、畜産業や医療への展開を目指す。
松屋 純人(まつや・すみと)助教

松屋 純人(まつや・すみと)助教

山口大学博士(獣医学)2024年3月、2014年~2020年 山口大学共同獣医学部獣医学科、2020年~2024年 山口大学共同獣医学研究科、2023年9月~ 鹿児島大学共同獣医学部助教
■所属学会等:日本獣医学会、日本実験動物医学会、日本分子生物学会、日本実験動物医学専門医協会
■研究分野:○ライフサイエンス/分子生物学○ライフサイエンス/獣医学○ライフサイエンス/形態、構造

共同研究者メッセージ

鹿児島大学水産学部 特任研究員 喬 煜翔(Yu-Xiang Qiao)

山口大学共同獣医学部
今井 啓之(いまい・ひろゆき)助教

松屋先生とは博士課程在学中に研究室が近かったことからよくお話しするようになりました。在学中からプログラミングや細胞培養、フィールドワークといった多岐にわたる研究をこなしつつ、教育活動にも積極的に取り組む姿に驚かされました。鹿児島大への赴任後は、早速松屋先生主導のプロジェクトが始まり、協力体制を築いています。幅広い研究と教育の守備範囲、そしてアイデアを着実に実現する能力は松屋先生の大きな魅力です。博士としてのキャリアを本格的にスタートされた松屋先生の今後のさらなる活躍に期待です。

OB OG interview 卒業生メッセージ
医療法人真栄会 にいむら病院 理事長 新村 友季子(にいむら ときこ)
2005年鹿児島大学医学部卒業。臨床初期研修後、新村病院に入職。羞恥心から女性が通院しにくい現状を変えるため、2014年に女性専門の泌尿器科を開設する。2015年理事長に就任。女性の泌尿器科医として唯一、日本ロボット外科学会国内A級ライセンス保有。座右の銘は「縁・恩・運」。

年齢や性別などの枠にとらわれず
自分の可能性を信じて挑戦しよう

医療法人真栄会 にいむら病院 理事長新村にいむら 友季子ときこ
診察室をはじめ院内には、新村さんが好きな現代アーティスト・小松美羽さんのアートが展示されている。
診察室をはじめ院内には、新村さんが好きな現代アーティスト・小松美羽さんのアートが展示されている。
学業と子育て、どちらも全力で楽しんだ鹿大生時代。「学業と子育てを両立できたのは、夫や両親、周囲の支えのおかげです」
学業と子育て、どちらも全力で楽しんだ鹿大生時代。「学業と子育てを両立できたのは、夫や両親、周囲の支えのおかげです」

手術支援ロボット『ダビンチ』手術で、全国屈指の症例数を誇るにいむら病院理事長、新村友季子さん。ロボット手術の女性パイオニアである新村さんは、その柔軟な視点と行動力で、県内初のダビンチ導入をはじめ、女性泌尿器外来の開設や全国初の医療機器(MRI-超音波融合前立腺生検システム『UroNav(ウロナビ)』)導入など、泌尿器科医療の第一線で活躍し続けています。ロボット手術という現代医学の最先端分野を担う新村さんですが、もともとは医師志望ではなかったのだそう。「経済学の研究者を志し、博士課程まで進んだものの挫折。体を動かすほうが向いてるのかもと外科医を目指し、鹿大医学部に編入学しました」。

昔から子どもが好きだった新村さん。子どもは今か、研修が一段落する10年後かで迷った末、3年生の時に医学部の先輩と結婚。4年生の夏休みには男の子を出産します。「留年したくなかったので、夏休みに産んで後期から復帰するという計画妊娠・計画出産です」。勉強と育児の両立は大変なように思いますが、夫や両親、周囲の協力を得て乗り越えたと言います。「勉強も苦にならなかったですね。医学生といっても学生なので、自分のやるべきことさえやればいい。当時は一生懸命でしたけど、医師になってからの責任に比べればたいしたことではありません」と振り返ります。後輩へメッセージを伺うと「女性だから、まだ若いから、誰々が言うからと自分の可能性に制限をかけていませんか。やりたいことがあれば果敢に挑戦しよう」と、熱いエールを寄せました。

KADAI TODAY

外来診療棟・病棟(A棟)開院記念フェアを開催

外来診療棟・病棟(A棟)開院記念フェアを開催
オープニングセレモニーにて挨拶をする坂本病院長

鹿児島大学病院は、12月1日に外来診療棟・病棟(A棟)開院記念フェアを開催しました。

本フェアは、外来診療棟・病棟(A棟)が令和6年9月18日に開院したことを記念し、鹿児島大学病院で働く医療従事者にスポットを当て、職業体験、進路相談、見学ツアーなどを通じて、医療職に対する興味・関心を高めていただくことを目的に実施されました。

当日は、対象となる中学生、高校生、大学生、短期大学生、専門学校生を中心に、約300名の方に来場いただきました。

各職種のブースでは、妊婦体験や普段触れることのない医療機器の操作体験、職員による進路相談などのさまざまな企画が行われ、職員と来場者が笑顔で交流を楽しむ姿が印象的でした。

また、各ブースの活動と並行して、ステージでは鹿児島大学医歯学ダンス部によるダンスパフォーマンスや医学部保健学科教員による講演会、DMAT※1・DPAT※2 活動報告会などが行われ、多くの方に観覧いただきました。

※1 DMAT(災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team) 大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)から活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チーム

※2 DPAT(災害派遣精神医療チーム:Disaster Psychiatric Assistance Team)大規模災害後、被災地域に入り、精神科医療及び精神保健活動の支援を行う専門的なチーム

歯科衛生士ブースにおける模型の歯磨き体験
歯科衛生士ブースにおける模型の歯磨き体験
助産師ブースにおける赤ちゃんのお世話体験
助産師ブースにおける赤ちゃんのお世話体験
臨床検査技師ブースにおける心エコー検査体験
臨床検査技師ブースにおける心エコー検査体験
活動報告を行う鹿児島大学病院DMAT隊
活動報告を行う鹿児島大学病院DMAT隊
  • 中国 清華大学と大学間学術交流協定を締結

    中国 清華大学と大学間学術交流協定を締結

    12月17日、佐野学長以下鹿児島大学一行は、中国・北京市の清華大学で行われた協定締結式に臨み、清華大学との大学間学術交流協定を締結しました。

    本学と清華大学との交流は、2013年に鹿児島県と清華大学との間で締結された「包括交流に関する覚書」の下、継続して行われてきました。コロナ禍による一時の中断を見たものの、2023年12月、鹿児島県の覚書の更新を機に、大学間協定締結が提案され、今回の締結式に至りました。これに先立ち、2024年7月には、鹿児島大学稲盛アカデミーと清華大学日本研究センターが合意覚書を締結し、また本学において清華大学の学生15名のサマープログラムを受け入れるなど、既に本格的な交流開始に向けた動きが進んでいます。

    締結式では、清華大学の邱勇書記から鹿児島大学一行に歓迎の言葉が述べられ、佐野学長が、今後、学生交流や共同研究を中心とした両大学間の交流を発展させたいと応えました。和やかな歓談が行われた後、佐野学長と邱書記が協定書に署名し、協定が締結されました。

    今後、大学間学術交流協定の下で、両大学間の学生や教職員の交流が一層盛んになることが期待されます。

    • 4 質の高い教育をみんなに
    • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • サーキュラーエコノミー実証事業~食品残渣の堆肥化・飼料化実証事業のための5者連携の開始~

    サーキュラーエコノミー実証事業~食品残渣の堆肥化・飼料化実証事業のための5者連携の開始~

    本学が推進するサーキュラーエコノミー実証事業に関連して、11月6日にSHIROYAMAHOTELkagoshimaにおいて、本学、SHIROYAMAHOTELkagoshima、株式会社グリーナー、山元酒造株式会社およびサーキュラーパーク九州株式会社の5者が連携し、食品残渣の堆肥化・飼料化実証事業の開始に向けた確認書を締結しました。

    本事業において、本学は学内や関係機関に所属する研究者とのコーディネートや、製造された堆肥(飼料)の成分を科学的に評価することで高品質な堆肥(飼料)の製造・利用につなげる役割を担います。

    • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
    • 11 住み続けられるまちづくりを
    • 12 つくる責任つかう責任
  • 【寄稿】「樟寿会便り」ー第21回総会・記念講演会・懇親会報告ー

    【寄稿】「樟寿会便り」ー第21回総会・記念講演会・懇親会報告ー

    鹿児島大学には全国的にも珍しい「樟寿会」と称する名誉教授の会があり、約300名からなる会員同士の親睦を図ることを主な活動目的としています。今年度も11月16日(土)に第21回総会・記念講演会および懇親会を郡元キャンパス内で開催しました。今年は大学祭期間と重なったため、会場を昨年の稲盛アカデミー棟から農学部連大建物に移して、総会・記念講演会などの諸行事を行いました。また、Zoom配信を行い、県外在住の方々も参加しやすい環境を整えました。本年度は、佐野輝学長・桶田洋明教育学部教授を来賓に迎え、遠くは関東・東海地方からの参加者を含む33名の会員が参集しました。

    記念講演では、桶田洋明教育学部教授が「絵画の仕組みと描き方」をテーマに講演され、絵画作品が出来上がるまでには何段階もの下書きを要することを、美しいカラースライドを用いて解説されました。多くの時間と労力を費やして、ようやく一つの作品が出来上がるのだと改めて感銘を受けました。改めて感銘を受けました。また、佐野輝学長には、「鹿児島大学の現状と課題」の学長挨拶をいただきました。学長のリーダシップの下で、南九州畜産獣医学教育研究センター、鹿児島の近現代教育研究センター、大学病院の再開発などを推進した結果、日経新聞の全国大学地域貢献度調査で総合5位となったとの紹介があり、会員一同、鹿児島大学の発展を誇りに思うことでした。

    懇親会は、昨年に引き続きエレガントな雰囲気の「ヴェジマルシェ」でコース料理を満喫しながら交流を深めました。1分間スピーチでは、現職時代の雄弁ぶりを発揮される先生もおられ、進行係がハラハラする場面もありました(笑)。また、余興の「ジャンケン大会」では、全員が童心に戻って景品獲得を競い合いました。大学祭キャンパスの活気を感じながら、終始和やかな雰囲気の中で会員相互の親睦を深めることができました。


鹿大「進取の精神」支援基金への寄附者様ご芳名一覧

鹿大「進取の精神」支援基金へのご協力を賜りました皆様に心より御礼申し上げます。
お受けいたしました寄附金は、基金の目的に沿って有意義に活用させていただきます。
ご寄附いただきました皆様方への感謝の意を込めまして、ご芳名等を掲載させていただきます。
なお、ご意向により、ご芳名等の掲載をご希望されない寄附者様につきましては、本誌に掲載いたしておりません。
今後とも、鹿児島大学へのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和7年3月
国立大学法人鹿児島大学
学長 佐野 輝

【2024年1月から2024年12月までの寄附者様】(順不同・敬称略)

一般資金

個人
三十万円
石根 周治
二十万円
野口 愛子
石窪 奈穂美
十万円
清原 貞夫
坂巻 祥孝
四万円
松成 裕子
八代 利香
三万円
杉村 光隆
松本 一記
一万円二千円
羽生 信
千円
辻 潔
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
佐野 輝
木方 十根
田中 賢治
北原 兼文
高橋 直也
榎本 一郎
青木 雄治
大久保 裕司
正角 有希
洞田貫 優造
尾辻 京子
武田 昌則
脇田 実継
能勢 敏明
根路銘 安仁
青木 俊憲
三井 薫
松尾 晃太郎
吉村 修
大塚 隆生
羽田野 路也
西澤 保孝
井上 尚美
吉田 宏
森川 勇一
田島 美奈子
団体等
五十万円
公益財団法人米盛誠心育成会
二十万円
鹿児島大学OB&OG
 ゴルフ大会実行委員会
十三万二千九百四十二円
中南米・海外研究会
二万円
株式会社アーステクノ
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
鹿児島トヨタ自動車株式会社
有限会社渕上事務器
掲載を希望されない寄附者様
四十八名

リサイクル募金

ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
小野 努
辻 潔
出口 哲郎
的場 繁樹
渡辺 馨
宮口 昴慧
外村 美佳
赤井田 拓弥
太田 道明
松見 あずさ
黒木 勇
吉仲 健一
草場 幸枝
藤本 知恵子
掲載を希望されない寄附者様
三十七名

修学支援事業基金

個人
八十万円
早川 裕
十二万円
田中 達朗
十万円
比嘉 健裕
一万円
山下 侯人
八幡 兼成
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
有銘 工
葉石 竜太
前田 雅人
並松 靖子
及川 豊
徳重 光郎
谷口 裕麻
田島 美奈子
掲載を希望されない寄附者様
十七名

課外活動支援基金
(Giving Campaign)

ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
morita keiko
上田 猛志
宮崎 ゆかり
斎藤 達朗
日高 重貴
大山 泰史
中山 光子
北山 博文
橋本 文雄
川畑 志織
小宮 史敬
板東 和美
里山 生武
小窪 美鈴
山之氏 由美子
柳田 信彦
永村 空翔
井上 美穂
吉浦 史貴
大江 守
大谷 治
岡本 康裕
徳留 大輔
村本 直代
小窪 則夫
五十嵐 光栄
北郷 浩一郎
布川 博一
岡本 秀史
松田 吾郎
掲載を希望されない寄附者様
五十一名

歯学部基金

四十六万円
鹿児島大学歯学部後援会
十万円
医療法人英成会
 神谷ファミリー歯科
五万円
若菜 明
松田 稔生
医療法人 仁慈会 太田歯科医院
太田 博見
後藤 哲哉
三万円
杉村 光隆
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
上田 秀樹
永原 絹子
嶋 優作
田松 裕一
萩原 和繁
西谷 佳浩
財団法人梶原浩喜財団
医療法人宝歯会
 かじわら歯科医院
掲載を希望されない寄附者様
五名

鹿児島大学病院基金

百万円
玉利 道満
五十万円
一般財団法人親和会
二十万円
株式会社久永
早川 裕
十万円
久保 直
山﨑 正人
坂下 榮子
上平 守
五万円
赤崎 安昭
佐藤 秀夫
三万円
杉村 光隆
矢野 貴裕
鈴木 亮一
千円
直井 小百合
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
堀下 千鶴
渡辺 京子
吉留 正次
美坂 英樹
寺薗 英之
戸上 真一
水野 美香
三井 薫
大堀 純一郎
嶽﨑 俊郎
春成 学
寺﨑 寛人
中村 雅之
掲載を希望されない寄附者様
三十二名

練習船基金

二十万円
種子野 睦
一万円
吉岡 隆
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
山下 泉
秋月 大輔
渡口 眞二
掲載を希望されない寄附者様
六名

医学部医学科教育基金

十万円
岡野 晃
大脇 哲洋
二万円
宮原 広典
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
三原 祥嗣
堀切 清紀
伊香 孝則
三井 薫
家村 和千代
嶽﨑 俊郎
中村 雅之
掲載を希望されない寄附者様
四名

教育学部附属学校園基金

ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
廣田 孝史
鵜飼 竜太郎
有村 純賴
掲載を希望されない寄附者様
六名

動物病院基金

三十万円
杉木 和子
十万円
原田 直美
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
山下 憲一郎
掲載を希望されない寄附者様
五名

工学部教育研究支援基金

三万円
山口 大地
上田 猛志
一万円
小池 賢太郎
三千円
辻 潔
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
大成空調株式会社
松鶴 紀成
林 光介
藤安 良昌
東 樹志
掲載を希望されない寄附者様
五名

SKLVセンター基金

五十万円
紫友同窓会
十万円
末吉 益雄
三万円
宮本 篤
一万円
石井 秀治
ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
帆保 誠二
遠藤 泰之
山下 憲一郎
株式会社九州経済研究所
掲載を希望されない寄附者様
三名

農学部基金

ご芳名のみ掲載希望の寄附者様
山下 憲一郎
寺岡 行雄
北原 兼文
森川 勇一

鹿児島大学理学基礎研究支援金

掲載を希望されない寄附者様
一名
with KU パートナー企業紹介

インフラテック株式会社

インフラテック株式会社
貴社の業務やSDGsへの取り組みなどについて教えてください
当社は鹿児島を起点に、全国で街づくりに広く携わっているプレキャストコンクリート製品のメーカーです。人々が安心して過ごせる社会基盤の構築、環境への配慮、社員の幸福を追求した働き方改革など幅広い活動に取り組んでおります。
本学の学生に向けて応援メッセージをお願いします!
大学で過ごす期間は、あっという間ですが大変貴重な時間です。学業や部活、サークル活動だけでなく、アルバイトや友人と過ごす時間も将来必ず役に立つことばかりです。鹿児島大学で過ごす日々の賜物を未来の挑戦へとつなげてください!

アンケートに答えて
鹿児島大学オリジナルグッズをGET!

今後のよりよい誌面作りのため、皆様からのご意見・ご感想をお寄せください。アンケートにご協力いただいた方の中から抽選で5名様『鹿児島大学オリジナルグッズ3点セット』をプレゼントします。

鹿児島大学オリジナル ノート&クリアファイル&ボールペン 抽選で5名様にプレゼント

こちらのフォームからご応募ください。

応募締切令和7年5月31日(土)

[アンケートにおける個人情報の取り扱いについて]
ご提供いただいた個人情報は、プレゼントの発送以外には使用いたしません。

鹿大「進取の精神」支援基金へのご寄附のお願い

鹿大「進取の精神」支援基金は、2015(平成27)年の一般資金創設から、趣旨にご賛同いただいた多くの皆様方からご支援をいただき、現在では、修学支援事業基金や学部等支援基金*などの特定資金を加え、本学の教育・研究活動充実のため、大切に活用させていただいております。一般資金には、ご不要となりました本などの物品をご提供いただき、その査定金額をご寄附いただくリサイクル募金もございます。皆様からのご支援をお待ちしております。

【お問い合わせ先】
鹿児島大学総務部総務課広報・渉外室基金・渉外係
TEL:099-285-3101

*学部等支援基金:歯学部・鹿児島大学病院・練習船・医学部学科教育・教育学部附属学校園・動物病院・工学部教育研究支援基金・SKLVセンター基金・農学部基金

Growing! ~鹿大生の横顔~

Growing! ~鹿大生の横顔~
鹿児島大学理学部 4年
西原 大智さん

第4期SKYCAMP
地域に根ざすパイロットを目指して

パイロットになるという幼少期からの夢を胸に、第4期SKYCAMP(2024年2〜3月)に参加した西原大智さん。8人の参加者から選抜され、今春パイロット養成機関である崇城大学(熊本市)で、履修証明プログラム生として実践的知識や技能を習得します。2週間のSKYCAMPは多様な学部・研究科から集まった仲間と共に、座学、シミュレーター訓練を通じて操縦の基礎を学び、実際に操縦桿を操って大空を飛ぶ感動も体験。「ひとつの目標に向かってそれぞれの得意分野を活かして支え合い、達成を目指す〝エアマンシップの精神〞を学びました。操縦席から見た地上、海、空の美しさは格別!」。技術・知識の向上に加え、様々な気づきを得る場だったと振り返ります。「物怖じせずに自分の意見を言えるようになり、コミュニケーション能力が鍛えられました」。

学業・研究の傍ら、独学で資格を取ったり英会話サークルE・S・Sでメンバーと英語を勉強したり努力を続ける西原さん。「安全な運航を通じてお世話になった方々や生まれ育った鹿児島に恩返しができるよう、精いっぱい学び、吸収したい」。2年間の訓練を経てパイロットライセンスを取得後、JACのパイロットとして鹿児島と種子・屋久島、奄美群島を結ぶ航路の運航を担う予定。地元の鹿屋上空を飛ぶ日を心待ちにする西原さんです。

8人で情報を共有しての飛行はチームの一体感を味わえる素晴らしい体験。少しでも興味があればぜひ挑戦してほしいです。
8人で情報を共有しての飛行はチームの一体感を味わえる素晴らしい体験。少しでも興味があればぜひ挑戦してほしいです。
1期生の立山陸(写真右)さん・奥紘輔(写真左)さん、3期生の今井健晟(写真右から2人め)さんと一緒に。先輩たちの存在は本当に心強いのだそう。
1期生の立山陸(写真右)さん・奥紘輔(写真左)さん、3期生の今井健晟(写真右から2人め)さんと一緒に。先輩たちの存在は本当に心強いのだそう。
鹿児島空港に隣接するフライトトレーニングセンターで、フライトシミュレーターによる操縦訓練や飛行機の操縦等、通常体験できないようなプログラムを受講しました。
鹿児島空港に隣接するフライトトレーニングセンターで、フライトシミュレーターによる操縦訓練や飛行機の操縦等、通常体験できないようなプログラムを受講しました。

私の座右の銘

All things happen for a reason.
(全ての物事には理由がある)

「あの時はつらかったけど、今振り返ってみるとあの時があってよかった」と思えることが多く、マイナスなこともプラスなことも全て自分の糧になるのだと実感。困難な状況や予期しない出来事に対しても前向きな視点を持つことが大切だと思います。

西原 大智 さん
CircleFlix 弓道部

CircleFlix

弓道部

鉄 心 石 腸 〜ゆるがない想いを矢にのせて〜

弓道競技とは?
28m先にある直径36cmの的に中たった矢の的中数を競います。大学弓道は大学それぞれの入場やかけ声もあり、その盛り上がりも魅力の1つです。
弓道部の魅力は?
個人競技を思われる弓道ですが、私たちは団体戦を重視しています。チーム全員でカバーし合い、高い的中を出したときの一体感は弓道でしか味わえません。
活動内容について教えてください。
水・土の週2日、部全体で合同練習をしています。弓道場は24時間使用できるため、大会に出場するメンバーは各々空き時間に自主練習をし、射技を磨いていきます。

DATA ※2025年2/6 時点

部員数
72名[男44名・女28名]
活動場所
鹿児島大学内弓道場
活動日時
毎日 18:00~21:00
土 9:00~12:00

SNS & CONTACT

お問合せ・入部希望等はこちらから

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